兆し
メロディーを背に受けて 閉じていた目を開けて
静かに息を吸い込んだ
手の先にある星を 掴もうとして転ぶ
何度も僕は何度でも
不安や弱さ 両肩に抱えたまま
消えなくていい どうか 勇気をください
一つ叶えるたび また一つ生まれる
あとどれくらい夢に導かれるだろう
少しだけ振り向いて 足跡を確かめた
涙の染みがまだ残る
頑なな強がりで さ迷った遠回り
君から意味を貰ったよ
震える胸が 全身に響き渡る
唇からは 歌が 溢れてこぼれた
一つ叶えるたび また一つ生まれる
今どれくらい君に届けられただろう
一つ また一つ 尽きないから
一つ また一つ 刻んでいく
一つ叶えるたび また一つ生まれる
あとどれくらい夢に導かれるだろう
一つ叶えるたび また一つ生まれる
今どれくらい君に届けられただろう
一つ また一つ 尽きないから
一つ また一つ 刻んでいく
一つ また一つ 叶えたいよ 夢を
一つ また一つ 伝えたいよ 君に
一つ また一つ 一つ また一つ 僕は
COMMENT
こんなに書いたり消したりしたのは久しぶりかもしれない。
できた歌詞の倍は言葉を並べたと思う。
その理由は、対象となる彼らと実際に話したことがあるからだ。
空想が入っていないとは言えないけど、空想だけじゃない。
声と、表情と、全身と、雰囲気とちゃんと向き合って掴んだ感触がある。
「一つ叶える(伝える)たびに また一つ生まれる」が起点として書いた。
彼らの音楽を聴いて、そんなフレーズが浮かんできた。
タイトルは最初「足跡」にしようと思ったんだけど、間違ってはないけど、こう、上手く嵌まらなかった。
歌詞にまったく出てこない言葉になった理由は、ここには書かないことにする。
いつか彼らに渡せたら、届けられたら、話す機会があれば話したいな。