夕焼け
今まで散々嘘をついてきたのに
今さらどうして嘘をついて苦しくなるの
こんなに真っ直ぐ僕に向かう眼差し、
こんなにか細く僕に届く声には負けた
いつも君が先に泣いていたね
気がつけば頭を抱き寄せていた
僕ら足りなかったのかな
僕ら抱え過ぎたのかな
交わった瞬間を 数えて結ぶ
晴れでも雨でも空は空でそれだけ
色とか雲とか空にあってないのと同じ
それでも毎日君が側で笑うの
それから毎日月に祈る
「明日天気になあれ」
離すのが怖くて繋がなかった手
離しても終わりじゃないこと知った手
寂しくても大丈夫なんだ 一緒だから大丈夫なんだ
寂しいから大丈夫なんだ 一緒だから大丈夫なんだ
君のために何かできたといい
君の選ぶ未来を信じているよ
例え足りなかったとして
例え抱え過ぎたとして
交わった瞬間が 僕らの光
そうさ ここに君はちゃんといたよ
ここに僕もちゃんといたよ
さようなら元気でね
夕焼けが目に染みる 心に染まる
COMMENT
初めて映像作品から歌詞が出来上がりました。
とは言っても作品全体じゃなく、茶川と淳之介をイメージした茶川視点。
ずっと一緒にいることも大事だけど、一緒にいるだけが絆じゃないんだなあと思った次第です。
ぶっちゃけ「家族」と「絆」とかそういう言葉は好きじゃない。
嫌いというか、、信じていないというか、自分の中でそういう概念に決着がついていない。
それでもさ、そういうものをテーマに書けた。
作品も素晴らしかったし、二、三部でエンディングを担当したBUMP OF CHICKENの楽曲がよかった。
彼らの曲が、自分の中に微かでもある「それ」を外に出させてくれたんだ、きっと。