幽体


ベッドに沈み 用意した闇 君を胸に広げる
うっすら開けた 視界には夢 渦を書いて溶かすの
嘘でもいいや 繰り返して永久(とわ) 僕は僕にグッバイ

熱を帯びてそれから 熱を上げてこれから 浮かぶよ

君にしか見えない幽体 どこまでも一緒に
君にだけ聞こえるヘルツで 囁けば盲目
僕からも見えるよ幽体 どこまでも鮮やか
僕にだけ聞こえるヘルツで 響かせて犯して 譫言(うわごと) 冗舌

異次元ワープ ロジックはゴミ 口を縛って焼却
遠くのほうで 神様が言う 「どうせすぐに覚めるよ」
何でもいいや 子供騙しでも 説いて伏せて道連れ

熱を帯びてそれから 熱を上げてこれから 浮かぶよ

君にしか見えない幽体 いついつも寄り添う
君にだけ聞こえるヘルツで 唱えれば狂想
僕からも見えるよ幽体 いついつも踊って
僕にだけ聞こえるヘルツで 密やかに口づけ 絡まり 果てたい

ずっと触りたくて
ずっと伸ばした手が痺れちゃった
やっと触れたのに
やっと繋げたのにほとんど感じない 

目を閉じて映した透明 揺らめいて切ない
まじないが剥がれた心で なぞっても消えないよね?

君にしか見えない幽体 どこまでも一緒に
君にだけ聞こえるヘルツで 囁けば盲目
僕からも見えるよ幽体 どこまでも鮮やか
僕にだけ聞こえるヘルツで 響かせて犯して 譫言(うわごと) 冗舌

君にしか見えない幽体 どこまでも浮かぶよ
僕からも見えるよ幽体 どこまでも浮かんで




COMMENT

ついに書いちゃったよプラさん。
(本人達が読むことはないだろうけど)やっちゃいましたすみません。
プラさんに影響された歌詞はいくつかあるんだけど、これは完全にPlastic Treeに捧げます。
書く起因となったのは樹念ツアー「echo」福岡でのMCで有村さん(だったよね?)が「幽体離脱」と言ったことから。
その言葉を聞いた瞬間に詞が浮かんできちゃって、もうライブの最中だってのに頭の中で描いていた。
ほんと幽体になるんじゃないかってほど、体中に熱が帯びてた。
そんなライブだったからこそ、この歌詞が書けたんだ。
私は一生Plastic Treeから離れられないと思います。