Love Summerlove
夏を暑くする君の仕草
誰を誘っているんだろうか
最高気温は例年より
高くなるって告げられたけど
体感はそれ以上
熱中症に注意
どうせなら立ち眩んで
君の胸に飛び込みたい
遠くで上がる花火の音を 波打ち際で聴いていたら
暗闇に浮かぶ白いワンピース
早く 姿を見せて
急に走り出す君の無邪気
動けないのは僕だけじゃない
大胆な露出度に
脱落者は続出
太陽と競うように
君の肌は艶を増した
「こんなところで会えるなんてね。偶然かな? もしかしたら……」
意味深に長い躊躇いはやめて
早く 続きが欲しい 早く
昼のビーチじゃ逆立ちしても 眼中の外だっただろう
でも今は違う 君のど真ん中
やっと 名前が聞ける
過ぎ去ればすべて夏のせいさ
滾る本能に飲まれろ
遠くで上がる花火の音に 背中を向けて砂を蹴った
去年は
遠くで上がる花火の音を 波打ち際で聴いていたら
暗闇に浮かぶ白いワンピース
早く 姿を見せて 早く
「こんなところで会えるなんてね。偶然かな? もしかしたら……」
意味深に長い躊躇いはやめて
遅い 続きは僕が 言うよ
ドラマみたいなシチュエーションに 恋の炎は的を外れ
暗闇に消える君は裾を揺り
ほらね 帰りも一人
ほらね 涙も出ない