031

一面の青空より
曇り空の隙間に見える青空のほうが
ほっとする


032

僕は壊す、僕は創る、そしてまた壊す
僕は矛盾している
それでも生きていく糧として壊し、創り続ける
いつか終わる僕の為に


033

言葉という武器を手に入れた
扱い方は自分次第
嘘をという盾を手に入れた
使いすぎに注意
必要なものは全て揃った
あとは選ぶだけ


034

神様なんていない
いつだって罪を犯すのは人で、罰を与えるのも人なのだから


035

雷のように素早く、石のように無心に
光のように輝き、火のように熱く燃え上がる


036

平和を望むなら
無知でもなく、知悉でもなく


037

喜びは激しい雨に似ている
激しく降り注いだ後消えていく
悲しみは降り積もる雪に似ている
深く深く残る、白く残酷なまでに


038

僕らは迫り来る未来に
畏怖を感じ、希望を馳せる


039

閉ざせば無明の恐怖
開けば鮮血の乱舞


040

絶望と希望の狭間に立ち続ける
そこはまるで一本の糸のよう
波の如く揺れ、僕らを試している
僕らに選択の余地はなく、しかし強いられる訳でもない
ただそうすることでしか生きる道を知らないだけなのだ