001

私はあなたが好き
あなたは私が好き

それだけじゃ二人の関係は進まなかった

私達はどうして終わってしまったの?

これは恋愛じゃなかったの?

私達は確かに好き合っていた

知ることのなかった
「好き」の向こう側


002

その声に耳を塞げ
惑わされるな
自分を見失うぞ


003

この世界に意味などない
存在する意味も、生を受ける意味も
死ぬことにすら意味はない

生は悲しみを知る旅 幸福(しあわせ)を祈る時間
愛を信じる刹那

だから僕は悲しみを知ることを恐れない
真実の先に深い悲しみが待っていても
僕は先を求めよう

誰かを救い、殺す剣を握りしめる
どうか
君だけはこの震える手に気づかないで
君を導く、心に宿る炎が燃え尽きぬよう
この身が灼かれようとも
僕は存在する

神の意志が終焉(おわり)を指し示そうとも
僕は存在するために剣を揮う
どうか君よ
悲しみを知ることを恐れないで


004

いつか夢は叶う
頑張っていればいつか報われる
その「いつか」が絶対に起こるとは限らないことは
小学生だって知っている時代だ

途方もない「いつか」をまっすぐに目指せるほど
僕はできた人間じゃないんだ

たった一片でもいいから
「いつか」を見せてくれよ

そしたらもう少し
もう少し頑張れそうなんだ


005

夢も
希望も
幸福も
そんなのこの世にゃありゃしねえ

あるのは幻想
ただそれのみ


006

私とあなたの出会いに
どんな意味があったのだろう


007

世界で一番大事だと言ったあなたと
世界で一番大事にされた私は
もういない


008

僕はその言葉を言わない
口にした途端すべてが終わってしまうから


009

覚えてる、神様?
この世界の扉をくぐった日、僕が誓った言葉を
忘れたなんて言わせないよ

今日まで走り続けてきた
そしてこれからも―
生きていく

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010

お金で生きてく希望が手に入るんなら
―安いものじゃない?

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